キリスト学生会(KGK)副総主事 吉澤 慎也
私はキリスト者学生会(以下、KGKと略)の主事として、学生宣教に携わっている者です。KGKは、主に大学生、そして短大生や専門学校生に聖書の福音を伝える働きをしています。私は、現在は東海地区を担当しており、名古屋を中心に愛知県、静岡県、岐阜県、三重県の学生たちと関わりを持っています。
KGKでは学生同士の交わりをとても大切にしてきました。学生時代にこそ、喜びや悩みを真剣に分かち合い、共に祈り合う人格的な交わりをぜひ経験してほしいと、心から願っています。それは、彼らがキリストの体なる教会を建て上げる者として成長させられていく大切なプロセスでもあります。一方で、最近の学生生活は昔と違い、非常に忙しくなり、友人とゆっくりと交わりを持つことが難しくなってきている現状もあります。また、人とのコミュニケーションを苦手とし、他人との関わりやフェイストゥフェイスの交わりに消極的な学生も多くなってきているように感じます。
そんな現代学生の現状を踏まえ、彼らが主にある交わりを持つためにどうすれば良いか。KGKでは数年前から、学生たちが自由に参加できる一泊合宿を頻繁に行うようにしています。その合宿では、学生たちが夜な夜な語り合い、真剣なガチトークもあれば、バカ騒ぎをして楽しむこともある。いずれにしても学生時代ならではの真摯な交わりがそこで持たれています。
そしてそのような合宿の場所を提供してくれているのが、他でもないグレイスハウスです。私たちはこのような場所を探していました。学生たちが、自由に話したり、歌ったり、食べたり、祈ったりできる場所。初めてグレイスハウスのことを知った時には、まさに願ったりかなったり、「ここだ!」と主の導きを感じたものです。
今では、すっかりグレイスハウスの常連となってしまったKGKですが、今後も主にある交わりを持たせていただくために、グレイスハウスにお世話になれれば嬉しく思っています。グレイスハウスがますます神様の御用のために用いられていくことを願っています。